虹の魅力的な説明は民俗学者にまかせるとして、
虹をみたことについて、すこし、記す。 いくつもの虹についての伝承があることを知っているが、 古来、虹がたつ、その元に、市が建つ。 という言い伝えが、今のところ一番好きだ。 虹の出所は、立ち位置からすると、川口というよりも、やや蕨より、だが光学的には、もう少し歩けば、 もろ川口から、虹が立ち上がっている景色になる。 光学的というよりも、視覚的と言い淀んでおこう。 この写真は「川口百景」への、贈り物である。 ということで、ぼくはまだ、参加できるかどうかわからないけれど、 5月10日の日曜日、川口百景の撮影会があります。 --------------------------------------------------------------------- 5月10日(日)午後1時 集合場所:埼玉高速鉄道「戸塚安行」駅改札口 撮影会内容:元郷~領家付近を2時間ほど撮影 ※埼玉高速鉄道:東京メトロ南北線から直通(ちなみに四谷からは40分) 参加費:無料 定員:15名程度 撮影は13時~15時ころまで ※雨天の場合は延期(日程は未定) --------------------------------------------------------------------- デジタルの凄さと、つたなさを感じつつ、川口という、かつて鉄の街で栄え、そして、もちろん今でも高度な鋳物技術を伝承している「街」をそれぞれの歩幅で撮り歩くのも、とても魅力的な行為である。 デジタルかフィルムか。 まだまだ、迷うところである。 もちろん、「鉄」の街である以前の川口にも興味がある。 興味がある。なんて言葉を久しぶりに使った。と同時に、 「今日 身軽」ともなって、馬鹿馬鹿しい。 故人の言葉について思い巡らしているうちに、どうしようもない焦燥感にかられはじめた。 今では有名になってしまった女性写真家の弟から「どんどん、遅れていくよ。」と訴えられたことを思い出す。 その時は、「何を 馬鹿な」と感じていたけれど、流行というものをひとたびはずして考えてゆくと、とても重要なことが浮かび上がってくる。 さて、昨今の人々は何をそんなに焦っておるのだ? と考え始めると、自分も、もうどうしようもない焦りを焦点に絞って動きはじめていることが、わかるのだが、その焦点が移動するから、「現代」というものはたちが悪い。 どんどん遅れてゆく。という、どんどんさ加減がすごく格好良くて、まだ、はまっている。 その感覚に。 どんどん進んでゆく。というのは、簡単に理解できるが、この、「どんどん遅れてゆく」という感覚は、男子思春期に特有な感覚かもしれない。 夕刻、夜の帳がおりる、ほんの少し前。何も用意をせずに、貴賓を迎えるのにも近いか? それとも、やはり、一日の事柄をすべて終え、あさってには用事があるのだが、明日には何も無いことに近いのか。幸いなことに、南側にも窓があり、そこに射す昼の終わりの太陽の光は、充分、思春期の頃のことを思い出すのに必要なだけの光量がある。 思い出したからといって、それらは今の自分には足かせのようなものなのだが。
by docore
| 2009-05-08 20:27
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