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月を運ぶ
「月を運ぶ」というタイトルの短編映画を去年の初夏に編集した。撮影はおととしの夏のことだ。
それが、やっと出口がみえてきたような状態である。
だが、その出口もまた、次の暗い洞窟への入り口なのかもしれない。
と、いうのも、私は映画を撮ろうなんて、これっぽっちも思っていないし、映画を作っているとも思っていないのだ。

だが、東京のような込み入った場所に生活していると、環境として、そして素材として、「映画」というものが視野と聴覚に入ってくる。

先週、早稲田のあかねへ行き、毎週木曜日を中心にカウンターに立つ、ぺぺ長谷川に、「上映をしたい」と申し出たところ、
「わかりました」と前向きな返答を受けた。

3月18日の木曜日に20時に、早稲田のあかねで「月を運ぶ」という短編映画は上映される。

そのことについて、書いていきたいのだ。
基本的な上映方法は、映画におけるDUBを目指している。
それが、どのようになっていくのか、見当がつかないが、上映を重ねるごとに、音がかぶさっていくようにしたいのだ。
つまり、初回に上映された時の観客の発する音を拾い上げて、
その音を次回にかぶせて上映する。そして、次の上映会でも、観客の発する音を録音し、その次にかぶせていく。

楽しみなことではあるまいか?

そして、何故、そのようなことをするのかを考えつつ、その予期せぬ成果に期待する。
# by docore | 2004-03-09 02:58 | 月を運ぶ



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