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SWOON
月を運ぶというカテゴリーには、人の作品について感じたことを書いている。
もちろん、自分のことをひとまず棚にあげて、だ。
三ノ輪から、思い立って、違う道を歩き出し、あらかじめ聞いていたのとは違う商店街を歩き、「砂場」で日本堤の方角を訪ねる。この「そばや」はかつて小川てつオ親子と入った「砂場」だ。店主が小さなスケッチ帖を見せてくれたことを思い出す。その時に、絵を描くのが趣味だと訴えた店主も考えてみれば10数年のときを経たのだ。ひらたくいうと、老けていた。
そう、BANKARTの代表者になってしまった池田や、昔、恵比寿で「P-HOUSE」を開いた秋田とかそれぞれ個別に三ノ輪の異常に安い五階建て空き物件を見に行ったのは、「あれは いつのことだったか・・・?」
五階建てで、25万円。この情報は小川の兄である恭平からもたらされたものだが、取り扱い不動産へ何度かたずねているうちに、20万円でいい、ということになった。我々が共同で借りるのをためらっているうちに、弁当屋さんが借りることになったことまでは覚えている。


日本堤と言っていいのか、山谷のドヤ街商店街といっていいのか、その何故か通るたびに、名古屋の大須あたりを思い出してしまう商店街の店の壁にSWOONが作品を残している。
作品を残す、という言い方もまずいので、「態度を表明している」と言い換えよう。

MOMAを通過して、なおもまだ、このような場所に作品を提示できることに、SWOONのバイタリティがある。噂にはちょこちょこ聞いていたが、きりえを貼り付ける手法が、山下陽光や、フランスのJR、そしてアーティストランのギャラリーを運営している高須健市らと「通底」している。IRAの人たちも、すでにこの手法はあみ出していた。

紙をのりで壁に貼る。

これは、声に出して読みたいフレーズだ。

さて、SWOONの日本堤での作品に対峙して、思ったことは、「閉鎖された酒屋のシャッターが奇跡的にも開いたならば、「作品」は下半分がびりびりと破れる。連想するのは、財産差し押さえの封印の仕方だが、SWOONが封印したものは、何だったのか?うつむき加減で歩くと、ごろごろと人が倒れこむように寝ている商店街で、その目線で作品に対すると、乾ききっていない糊が路上に滴り落ちている。等身大の紙。文様。すこし古い、節度をもった技法で仕立てられている。その絵柄の内容の方を読み取らなければならないのだろうけれど、その地として選ばれた壁面、そしてそれが立地している条件の方が、こちらの体にビンビンとシグナルを出してくる。」

なんとも言えないが、「見に行って 良かった」

声を大にして言いたいが、「うらやましいな。嫉妬している。」


SWOONの今回の日本での仕事は「国宝級」だと思う。文化遺産というか。
http://justseeds.org/
つとつとと気になる、オルグ。ジャスト・シード。日本で、これにあたる集団はどれだろう?
そうはいっても、写真(映像)と絵画(グラフティ)はどこかで対立してしまうものだが・・・。
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by docore | 2009-10-31 09:30 | 月を運ぶ
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