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だらけて オリンピック
http://xijingmen.net/olympic/

ボイド・キッチンのブログを見ていて、「ずいぶん整理されているものだな。几帳面なのかな?」と思いながら、だらだらとリンクをたどっていったら、小沢剛の去年の仕事が出ていた。中国を飛び出さざるをえなかった芸術家たちが、北京オリンピックで呼び戻されて、悪態をつきながら「なんとか、へこませてやろう」という変な気概の作家生命のようなものを賭けて、あれこれしていたのが、すでに前世紀のような気がする。蔡国強やアイ・ウェイウェイとか。もっと詳細が知りたい気もするけれど、アタリそうなので、やめておく。

妙なタイミングで、蔡さんがP3を始めてたずねてきた頃のビデオを見る機会があって、「切羽詰った感」が滲む風貌に驚いたことを思い出す。当然といえばとうぜんだろうけれど、「帰ったら殺される」と言わしめる国が中国なのかもしれない。自分の中のすべての恐怖心を集結できる国として、中国がある気もするが、天安門事件を、きちんと歴史的事実として受け入れきれなかった自分に敗因はある。

今年、東京オリンピックを誘致するのに15150億円をかけたらしいが、その経済効果がすでに2000億あるから、いいのです。というようなことを、いけしゃあしゃあと言える人々がいて、そんなら、「貸しているもの返せよ!」と机を叩いてみても、はじまらないので、周辺に借りたままの「お金」をとぼとぼと返しています。
なんなんだろうな。「金」が判らん。

なんとなく、西京オリンピックのサイトを見ていて、こういうのは小沢 剛でなければ、嫌味が増すのだろうな。
と思いつつも、ドローイングが上手くなっている気がする。昔、NYへ行って、最後にはピストル自殺をしてしまった有名な画家の「弟子から、技法を学び取ってきた。」と有無を言わせず言いきった、彼なりの勢いというものにいつも、感じ入ってしまう。現代美術の細胞分裂したかのような流れを観察する気には、ぜんぜんなれなかったので、日本の作家の作品の値段とか、受け入れられ方とか、気にすることはないが、どうもいつも、違うところで、きちんとしたものが、産まれてきているようで、そういうものは無責任に楽しみにしている。

「疲れちゃった」
by docore | 2009-10-20 03:24 | S
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