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平和とポルノ
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斧よー故。これはいかん。ono yokoの「平和の鐘」を撞くでもなし、撫でただけの私は、因島へと次の日向かい、ポルノ関連の撮影を宝島社というか、編集T口のために、うなりながら撮り行った。
撮影中も、イスラエル、ガザ地区へ対する攻撃への想像力の中での爆音と土ぼこりにまみれ、どのように呼吸を続ければ、穏やかな平和がおとずれるのだろうか、と悶悦していた。

そう、ただ悶悦しているのである。
そして唸り続けているのである。

まぶたの先から耳元へ機械的なシャッター音がなり続け、
一点、「アポロ11号は月へ行ったと いうのに」
が活字として残像に残る。

部屋に残した、大江の「核時代の想像力」という回りくどくも思考をへめぐらせることができる、貴重な本の一ページづつ、茶けていくさまを、本棚ごと思い出し、そして、想像力の中で、部屋の果物柄のカーテンを開けて、外の光を取り込む。

因島の印象は、すでにつながってしまって、滞留しづらくなっている空気のなかで、それでも、対岸の島や、斜面に効率良く植えられた柑橘類の、景色として香る酸味が効いた風景。
果実ひとつが、都市にいると、通貨として有効にもなっているが、皮をむいて、袋をつまむ、その動作が意味するものが、みかんの大きな役割にもなっている。

いわく。
おばあちゃんの、みかん畑は、年に300万円の現金をうむ。
おばあちゃんは、みかんをもぐだけである。
おばあちゃんは、代々譲り受けた、そのみかんの木を大事にしていて、
斜面に立つ おばあちゃんは まるで、一本の みかんの木のようだ。

「ぼくらがうまれてくる」
平和の鐘の音がみかんの木を揺らしたか、
島には穏やかな風が吹き
俺の胃袋には 一升分の焼酎が 流し込まれた。

そのような酒の飲み方をしていては、先はそう永くはない。

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宝島 別冊 誰も書かなかったJpop音楽批評。
ポルノグラフティ。20日ごろ店頭に並ぶので、買え。
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「ずっと ずっと 前に」
10代の思春期の頃、その当時ですら、エロ、ポルノは質感が多様であったように思う。
編集T口からの今回の依頼は、「そろそろ、GOSOさん、とんでもないエロ本をつくりましょうよ」ということなのかもしれない。世界が、一瞬、止まるようなエロ本、というものがまだ出版されていないのも、大きな事実だ。
チターで奏でられた、「第三の男」が流れると、世界大戦は一瞬、止んだ。というが、「第三の男」と同等以上の効力を発揮する、「エロ本」などあるのだろうか?
作らねばなるまい。

「月へ行ったというのに」
たたたぁ。 たたた たぁ。
エビス駅のプラット・フォームに立つと聞こえてくる駅の音楽が、それだ。
近代戦は、このフレーズではもはや、止めることはできない。

そして、今宵、月の裏側の資料が送られてくる。
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by docore | 2009-02-12 18:51 | D
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